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妊活中のすれ違いに悩む方へ!夫婦関係を守るための対処法を解説

コラムイメージ写真

「パートナーと妊活の温度差があって、どう向き合えばいいのか分からない」
「話し合いたいのに、どう切り出せばいいのか悩んでいる」


このような不安を抱えながら、日々妊活に取り組んでいませんか?

妊活は、心身ともに大きな負担を伴うものであり、その過程で夫婦のすれ違いが生じることも少なくありません。

しかし、適切なコミュニケーションや理解の積み重ねによってすれ違いは軽減できます。

本記事では、妊活中の夫婦でよくあるすれ違いの原因と、具体的な対処法をわかりやすく解説します。

妊活中に夫婦のすれ違いが起きる原因

妊活に前向きに取り組んでいるはずなのに、気づけばパートナーとの関係にモヤモヤを抱えてしまっていませんか?

ここでは、妊活中の夫婦間に起こりやすいすれ違いの主な原因を見ていきましょう。

妊活に対する温度差がある

妊活に対する温度差は、夫婦間のすれ違いの大きな原因となります。

妻が妊娠への強い願望を抱いている一方で、夫がそれほど積極的でない場合、話し合いや行動にズレが生じがちです。この温度差が続くと、相手に対する不満や孤独感が積もり、関係性に影響を与えることもあります。

妊活ではお互いの気持ちを尊重しながら、定期的にコミュニケーションを取ることが大切です。

プレッシャーの感じ方の違い

妊活中、女性は排卵日や年齢によるタイムリミットを強く意識するため、焦りを感じやすい傾向にあります。一方で男性は、妊活が義務のように感じられ、プレッシャーから性行為に対して消極的になることも少なくありません。

このようなプレッシャーの感じ方の違いが、夫婦間の理解不足やストレスの原因になってしまいます。お互いの立場や感じ方を尊重し合い、理解を示す姿勢が重要です。


コミュニケーション不足

妊活について十分に話し合えていないと、夫婦間にすれ違いが生じやすくなります。不満や不安を感じていても、それを相手に伝えられずに抱え込んでしまうケースも多々みられます。

さらに、焦りから「なんで協力してくれないの?」などきつい言葉を投げかけてしまうと、相手を追い詰め、関係を悪化させてしまいかねません。

日頃から話しやすい雰囲気づくりをすることが、妊活中のコミュニケーションで大切です。

性生活の変化

排卵日中心の性交渉が続くと、義務的なものになりがちです。

愛情表現としてのスキンシップが減少すれば、心の距離も広がってしまいます。お互いにプレッシャーを感じすぎず、自然な形で愛情を伝え合う工夫を心がけましょう。

仕事や生活リズムの違い

共働き世帯が増える中、生活リズムのズレが妊活の障壁になる場合があります。

「疲れていて協力できない」「話す時間すら取れない」といった状況が続けば、互いへの不信感が募りやすくなります。ライフスタイルを見直し、無理のない妊活プランを立てることが大切です。

妊活に対する知識や考え方の違い

不妊治療の進め方や検査内容への理解度の差は、夫婦間のすれ違いを引き起こします。特に女性は検査や治療の負担をひとりで抱え、孤独感を覚えやすいでしょう。

また、人工授精や体外受精など、どこまで治療を進めるかについて意見が食い違うことも少なくありません。

こうした違いを埋めるためには、互いに学び合い、納得のいくまで話し合う姿勢が大切です。

経済的な負担

治療にかかる費用は、経済的な不安は大きなストレスとなります。「今すぐ始めたい」「もう少し貯金してから」など、考え方の違いが衝突の種になることもあるでしょう。

妊活・不妊治療には段階的に費用がかさみます。保険適用となった治療もありますが、自己負担額や適用外の治療も多く、家計への影響は小さくありません。計画的な話し合いと「妊活資金」の積立て、自治体の助成金制度の活用なども検討すると良いでしょう。

お互いの価値観を尊重しながら、二人が納得できる方法を見つけることが、この問題を解決する重要な要素といえます。

周囲との価値観の違い

親族や友人からの心無い一言が、知らず知らずのうちにプレッシャーになることがあります。

「○○さんはすぐに妊娠したのに」などの比較や、「自然に任せれば?」という意見に傷つく人も少なくありません。こうした外的要因も、夫婦のすれ違いを生み出す原因です。

夫婦関係を守るために!妊活中のコミュニケーションのポイント

妊活の過程では、精神的にも肉体的にも大きな負担がかかるため、夫婦の心がすれ違いやすくなります。

しかし、日々のコミュニケーションを見直すだけで、お互いの理解が深まり、より前向きに妊活に取り組めるようになるはずです。

ここでは、夫婦関係を良好に保つための実践的なポイントを解説します。

お互いの気持ちを尊重する

妊活に対する考え方や感情は、性別や性格によって大きく異なります。だからこそ、自分の感じ方を基準にして相手を判断せず、「私はこう思うけれど、あなたはどう感じている?」と、相手の思いに耳を傾ける姿勢を持ちましょう。

また妊活に取り組む中で、女性は「治療のつらさをわかってもらえない」、男性は「自分の感情を話しても理解されない」といった孤独を感じることがあります。

だからこそ「どちらも苦しい」という視点を共有し、お互いに孤独を放置しないことが大切です。

定期的に話し合う場を作る

日々の生活に追われていると、妊活について話すタイミングを逃してしまうこともあります。週に一度などあらかじめ時間を決めて、お互いの気持ちや不安、希望などを率直に話し合いましょう。

たとえば、毎週日曜日の夜や、二人とも比較的余裕のある曜日の夕食後に30分程度の時間を確保するといった方法が効果的です。

なお、話し合いの場は必ずしも家の中である必要はありません。カフェやレストラン、公園を散歩しながらなど、リラックスできる環境なら、より自然な対話が生まれます。大切なのは、お互いを責めず、前向きな姿勢で未来について考えることです。

言葉の選び方に気をつける

妊活中のナイーブな気持ちは、ちょっとした言葉で傷つくこともあります。「なんで協力してくれないの?」と詰め寄るよりも、「どうすれば一緒に頑張れるかな」と問いかけるほうが、相手の心にも届きやすくなります。

特に疲れている時や焦りを感じている時は、自分の言葉が相手にどう伝わるかを考えることが大切です。否定的な表現は避け、「〜してほしい」という要求よりも「〜だと嬉しい」という希望の形で伝えると、相手も受け入れやすくなります。

たとえば「検査に行ってくれないと困る」ではなく「一緒に検査に行ってくれると心強い」と伝えるだけで、印象は大きく変わりますよ。

前向きな話し合いで、二人の関係をより強く、より温かいものにしていきましょう。

感謝の気持ちを伝える

たとえ小さなことでも「ありがとう」と一言伝えるだけで、お互いの心を支える大きな力になります。

相手の好きな料理を作ったり、疲れている時にマッサージをしてあげたりするなど、行動で感謝を示すこともできるでしょう。

特に妊活中は、女性の身体的な負担が大きいことが多いため、男性からの理解と感謝の気持ちが伝わるサポートが重要です。

妊活という長い道のりを共に歩む中で、互いを支え合う関係を築くためには「当たり前」を「当たり前ではない」と認識する姿勢が欠かせません。

妊活以外の時間も大切にする

妊活ばかりに意識が集中すると、夫婦としての時間が味気なく感じてしまいます。だからこそ、妊活とは関係のないデートや趣味の時間を持つことが大切です。映画鑑賞やお気に入りのレストランでの食事、自然の中でのハイキングなど、二人で楽しめる活動を計画してみましょう。

また、それぞれが自分の時間を大切にすることも重要です。適度な距離感を保つと、お互いを尊重する気持ちが生まれます。

リフレッシュの時間は、妊活によるストレスを軽減するだけでなく、夫婦としての絆を深める大切な機会です。「今この瞬間を共に楽しむ」という意識は、結果的に良い妊活環境を作り出してくれます。

役割を分担する

通院や情報収集、日程調整など、妊活には多くのタスクが伴います。一方がすべてを背負うと、疲れや不満が蓄積されてしまうこともあります。

そんな時は、以下のような項目を話し合いのうえで分担するのがおすすめです。

  • 通院スケジュールの管理
  • 病院の予約や問い合わせ
  • 治療や検査についての情報収集
  • 補助金や保険制度の調査
  • メンタル面でのサポート(声かけや励ましなど)

「この部分はお願いしてもいい?」と話し合いながら、自然に分担できる関係を築いていきましょう。

つらいときは無理せず相談する

不妊治療に取り組む方の中には、長引くストレスからうつ状態に陥るケースも報告されています。

心が疲れてしまったときは、無理に乗り越えようとせず、一度立ち止まってみましょう。たとえば、妊活専門のカウンセラーや医療機関の相談窓口を利用するのも選択肢の一つです。

限界を感じたら一人で抱え込まず、安心できる場に頼る勇気を持ってみましょう。

妊活に関する知識を共有する

どちらか一方だけが妊活の知識を持っていても、パートナーとの間に意識の差が生まれてしまいます。

「この検査ってどういう意味があるんだろう?」など、日常会話の中で自然に情報を共有していくことが、理解と協力を深める鍵です。

また、以下のような信頼できる情報源を参考にするのも良いでしょう。

  • 厚生労働省の公式サイト(不妊治療ガイドライン)
  • 日本産科婦人科学会の資料
  • 大学病院のリプロダクションセンターなど専門機関の発信する情報
  • 自治体の妊活支援窓口や相談センター

情報共有の際は「このサイトを一緒に読もう」と声をかけるなど、自然なスタイルで行うと、負担感が少なく続けやすくなります。

この記事のまとめ

妊活は身体的・精神的負担が大きく、夫婦関係に影響を与えます。

すれ違いを感じた時は、責めるのではなく互いに歩み寄ることが重要です。日々の思いやりの積み重ねがあれば、夫婦の絆は深まっていきます。

妊活中に築かれるお互いの信頼こそが、かけがえのない大きな成果になるはずです。

本記事の執筆者

ベビーライフ研究所編集部

ベビーライフ研究所編集部
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