男性妊活とは

男性の妊活とは何をすること?女性の妊活とは違う? 妊活の前に知っておきたい基礎知識をまとめました。

「妊活」とは、将来に備えて心や体を整えること

2010年頃から徐々に一般的になり、今では多くの人使う「妊活」という言葉ですが、その内容までしっかり知っている男性は少ないようです。

妊活とは、「妊娠についての正しい知識を身に付け、将来的に妊娠するために前向きに活動すること。自然に妊娠しやすくなるよう、体作りや生活スタイルを整えること」を表します。 つまり不妊治療をしている人に限らず、将来的に妊娠したい男女がこのように考え、体を整えることも「妊活」の範疇です。体調や生活スタイルの改善には時間がかかり、 いざ妊娠しようと思ってから始めると予想外に準備が必要になることが多々あります。将来子供が欲しいと考えるのなら、男女とも早め早めに妊活を意識することが大切です。


男性の妊活とは ~女性の妊活との違い~

基本的な考え方は、「男性の妊活」も「女性の妊活」と差はありません。しかし、妊娠しやすい体作りに必要な栄養素が女性とは異なるため、男性も正しく知識をつけたほうが良いでしょう。 また、どちらかというと男性の方が、喫煙や多量の飲酒、短時間睡眠、ジャンクな食生活など体に悪い生活習慣に対して改善の意識が足りない傾向にあります。いざ妊娠を望んだ時に体の準備が整わず、パートナーの女性に後れをとってしまうことも。 妊活とは決して女性任せのものではなく、男性も日ごろから意識すべき事柄です。

男女とも行う妊活

  • 妊娠に対して正しい知識を身に付ける
  • 妊娠しやすい、健康な体作りをする
  • 過度な飲酒や喫煙、ストレスなどを控える

男性の妊活

  • 精子に良い栄養素を摂る
  • 精子を傷める行為に気を付ける

不妊とは

不妊は病気ではなく「状態」

「不妊」とは、特定の病気を指す言葉ではありません。日本では、「生殖年齢の男女が妊娠を希望し、一定期間性生活を行っているにもかかわらず、妊娠しない状態を不妊という」と定義しています。一定期間について日本では2年と言われてきましたが、アメリカでは1年です。最近では、日本でも徐々に1年という意識に変わつつあるようです。 もっと厳密な意味では、不妊は「医療の助けなしには妊娠することのできない状態」を表しますが、広義ではこの1年以上妊娠しない「状態」のことを不妊と呼びます。


晩婚化と増える男性不妊

厚生労働省によると、平成23年の平均初婚年齢は、夫30.7歳・妻29.0歳です。晩婚化に伴い、今、日本では確実に不妊に悩むカップルが増えています。不妊の原因というと、よく女性の卵子の老化が取りざたされますが、実は老化によって影響を受けるのは精子も同じです。

35歳を境に精子も老化する

精子に老化の影響が出始める目安は、35歳といわれています。これは加齢によってスタミナが無くなるということではなく、精子そのものが老化して妊娠の確率が下がるということです。 その原因は「酸化ストレス」。人間は歳をとると、体内に発生した活性酸素などによって若い頃より細胞が傷ついていきます。当然、この影響は精子にも及ぶのです。

精子が老化することを知らないまま年をとってしまう人も多く、40代になって不妊外来を受診する男性が多くなっています。早め早めに精子を元気にするための生活を心掛けましょう。