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不妊症治療に対する夫の気持ちが知りたい!男性側の本音とは?

コラムイメージ写真

不妊治療は様々な負担がかかるもの。長く続くと不安も大きくなるほか、パートナーと気持ちがすれ違ったり、治療の取り組みへの温度差を感じることもあります。

夫婦での温度差を無くしたい…夫の本音を知りたい…という悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?

今回は、不妊治療に対して男性はどのように思っているのか、妻が夫に何をしてほしかったのか、実際の体験談などをもとに紹介していきます。

不妊治療に取り組む夫の本音

まずは、実際に不妊治療に取り組む男性の本音を紹介します。

どのようなタイミングで悩むこと、考えることがあったのかに注目してみましょう。

自然妊娠が難しいと知った時

まず、男性がショックを受けたり悩むことが多いのが、自然妊娠が難しいことを知った時です。

ある男性は次のように語っています。

 「2年近く経っても妊娠する気配がなく、精子の検査をしました。結果に、とてもショッ クを受けました。私の総精子数はたったの100万、運動率も一桁、奇形率も高かったので す。自然妊娠は無理とのこと。まさかでした。」

 引用:https://www.ninkatsuka.metro.tokyo.lg.jp/senpai/

やはり「自分のからだのせいで自然妊娠が難しい」ことを知ると、責任感や罪悪感などからショックを受けてしまいます。

この方の場合、2年ほど妊娠を目指してからの発覚だったため、そのショックも大きかったのかもしれません。

不妊治療の提案を妻から受けた時

続いては、パートナーから不妊治療の提案を受けた時です。

不妊治療の提案をされた男性からは、以下のような声が上がっていました。

  • 自然に授かるものだと思っていたので、少しショックだった
  • やればできると思っていたが間違い。知識のなさを思い知らされた
  • 高額な治療費に不安を感じた

 参考:https://www.elevit.jp/ninkatsu/articles/worries/survey-of-male-infertility-treatment/

やはりショックを受ける方もいれば、そもそも不妊治療についてあまり知らず、その方法に驚いた、という意見もあります。

また不妊治療は高額なものが多く、金額を知らない方はその値段について不安を感じることも多いです。

タイミング法を実践中、性交日の指定を受けた時

タイミング法は妊娠しやすい日を予測し、その日に性交をするものです。

そのため、男性の中には「もともと性欲がないので、プレッシャーに感じた」という方もいらっしゃいます。

タイミング法では妊娠が明確な目標のため「妊娠をするための性交」という認識になってしまい、それがプレッシャーになりやすいです。

その一方で、以下のような意見も見受けられます。

  • たいせつなことだから、大事なタイミングを教えてもらってうれしかった
  • できるだけ指定された日には飲み会などは行かないようにしていた

このように、妊娠するために色々と考え協力してくれる方ももちろんいらっしゃいます。

不妊治療がうまくいかず、落ち込んでいる妻を見た時

不妊治療は1回すれば妊娠する、というものではありません。

そのため、なかなか妊娠ができず不妊治療が長く続くと、不安やプレッシャーで落ち込みやすくなってしまいます。

そんな時、夫はどう感じているのか、ある方の体験談を紹介します。

目の前で泣いて悲しむ姿に、どうメンタルケアをすればいいのか悩んで。友人に不妊治療を経験した人がいたので、妻をどうフォローするべきか相談していました。

~中略~

「もしかすると、子どもを授かれないかもしれない。だったら、ふたりで楽しめる何かがあった方がいいね」と。生理がきてしまったら、あえて子どもが一緒だと入店できないレストランや宿へ出かけて、楽しむ時間を取るようにしました。

参考:https://www.sofy.jp/ja/conceive/guide/ninkatsu-knowledge/08.html

この方のように、どう支えればいいか悩んだ際に、実際に経験した方に相談することはとても大切です。

また、もし妊娠ができなくても2人での人生も楽しいよ、などとプレッシャーを取り除いてあげることも大切にしましょう。

不妊治療中に妻が夫にして欲しかったこと

ここからは、反対に不妊治療中に妻が夫にして欲しかったことを紹介していきます。

女性側がする治療への関心を持ってほしい

不妊治療の多くは女性がするもの、そして妊娠するのも女性です。

だからといって、治療を女性に任せっきりにしては夫婦の不妊治療に対する温度差も大きくなっていってしまいます。

いまどのような不妊治療をしているのか、何が辛いのかなど、しっかりと治療へ関心を向け、夫婦で一緒に知識を深めていくようにしましょう。

また治療のための通院にも付き添うことで、メンタルの支えになるほか、妻の現状を一緒に確認することもできるため、とても大切です。

とにかく話を聞いてほしい

不妊治療の話題はセンシティブなもののため、なかなか人に話せない…という方も多くいらっしゃいます。

そんな時にいちばん近くで話を聞けるのは夫です。

もちろん話を聞くことは大切ですが、その際アドバイスまで多くしてしまうと「あなたにはわからないでしょ」「口で言うのは簡単だけど…」などとかえってストレスにもなりかねません。

まずは口を挟まず、しっかりと耳を傾けて、思っていること・不安などを素直に伝えてもらいましょう。

家事のサポートをしてほしい

不妊治療は思っている以上に体力、精神力を使うものです。

通院などによる疲れで家事が辛くなることも多く、また無理をすることで体を壊しては元も子もありません。

スムーズに治療を進めるためにも、家事などを手伝いなるべく負担を減らせるよう協力していきましょう。

まとめ

今回、男性側の本音をまとめてみましたが、自分のからだの状態でショックを受けたり、タイミングの時にプレッシャーに感じていることがわかります。

その一方で、男性の思っている以上に不妊治療は女性側の心身への負担が大きくなるものであることも事実です。

取り組むのが女性だからといって関心を持たなかったり、サポートをあまりしないと、夫婦間の温度差が大きくなり、さらに負担が増えかねません。

そのため、まずは取り組む前にどんな治療なのか、どのような気持で妊娠を目指すのか、夫側には何をしてほしいかなど、しっかりと話し合うことが重要です。

また不妊治療を進めていく中でも、その都度どのような状況かなど話を聞き、常に寄り添う姿勢が大切です。

不妊治療は夫婦2人で進めていくもの。同じ熱量で取り組めるようにお互い努力して進めていきましょう。

本記事の執筆者

ベビーライフ研究所編集部

ベビーライフ研究所編集部
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