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セルフ妊活におすすめ!自宅でできる検査キットや妊活グッズを紹介!

コラムイメージ写真

「妊活」や「不妊治療」と聞くと、なんとなく時間や費用がかかる、通院が必要などといったイメージが思い浮かぶ方はいませんか?

実際にそういった方法もありますが、近年はタイミング法やシリンジ法などの自宅で行える妊活、いわゆる「セルフ妊活」という方法を実践する方々も増えています。

この記事ではセルフ妊活の具体的な内容に加え、これからセルフ妊活を始める皆様に向けておすすめグッズを紹介していきます。

セルフ妊活を始める前にしておきたいこと

セルフ妊活は自宅で行える比較的簡単な方法ですが、実践の前に準備しておくべき項目がいくつかあります。

まずはその準備について見てみましょう。

生理の周期と基礎体温の把握

1つ目が生理の周期と基礎体温の把握です。

この2つは妊娠しやすい時期である排卵日を予測するのにとても大切な要素です。

まず生理周期についてですが、生理周期のうち排卵されてから生理までの黄体期と呼ばれる期間の長さは、約14日間となっています。

生理周期は一般的に25~38日と言われているので、次の生理開始予定日から14日を引くことで、おおよその排卵日を予測することが可能です。

また、女性が朝目覚めてすぐ、からだを動かす前の体温のことを基礎体温と言い、舌の裏で測ります。この基礎体温は低温期と高温期を一定の周期で繰り返します。

この周期を把握することでも排卵日を予測することが可能になっています。

ですが、これらはあくまで生理周期がある程度安定している方向けの方法です。

生理周期が元々不安定な方は、一度クリニックに行くことをおすすめします。

男性、女性どちらも検査を受けておく

セルフ妊活は、あくまで自然妊娠と同じメカニズムで妊娠を目指す方法のため、精子や卵子に問題のある方はなかなか妊娠することができません。

具体的には、精子の数が少ない場合や、精子の運動率が低い傾向にある男性、排卵障害や卵管通過障害のある女性には向いていません。

そのため、自身の身体がどのような状態なのか、事前にクリニックで検査を受けておくことが大切です。

セルフ妊活の方法

それではセルフ妊活の具体的な方法について解説していきます。

タイミング法

タイミング法とは、妊娠しやすい時期である排卵日を予測し、その日に合わせて性交を行う方法です。

排卵日は、先ほど紹介した生理の周期や基礎体温から予測するほか、クリニックでの検査で予測することも可能です。

シリンジ法

シリンジ法とは、マスターベーションによって採取した精液を、シリンジという針のない注射器のようなものを使って、女性の膣内に注入するという方法です。

この方法の1番の特徴は、専用のキットを使うことで性交しなくても妊活できるという点です。

そのため、EDや膣内射精障害などで最後まで性交ができない方や、仕事で忙しくタイミングが取れない方、性交痛がある方や、2人目以降の妊活でお子さんに手がかかり、夫婦の時間が取れない、といった悩みを持つ方にも、おすすめの方法となっています。

セルフ妊活におすすめのグッズ

ここからは、セルフ妊活を手助けしてくれるおすすめグッズを紹介していきます。

排卵日検査薬

最初に紹介するのは、排卵日検査薬です。

排卵日検査薬とはその名の通り、排卵日の兆候を予測するための検査薬で、採尿部に尿をかけることで排卵の有無を調べます。

とても簡単な方法に思うかもしれませんが、基本的に自身の生理周期に合わせて何日か前から連続して使用しなければならないため、生理周期を把握しておく必要があります。

精子検査キット

主に精液の量・精子の数・精子濃度・精子正常形態率などをクリニックに行かずに自宅で調べることが可能です。

検査キットによっては、自分で精子の動きの傾向を観察できるもの、専用アプリで運動率を測定できるもの、精液内の「精漿」という成分を分析するものなどもあります。

これらの数値を測定し自身の身体の状態を知ることで、必要に応じて医療機関を受診するかどうかの判断をする目安にすることができます。

そのためあくまでも、医学的な判断をするものではない点にご注意ください。

参考:https://www.dantte.jp/

シリンジ法キット

シリンジ法キットは、先ほどご紹介したシリンジ法を行う際に用いられる器具で、精液を採取する採精カップ・精液を注入する際に使用するシリンジが含まれています。

シリンジ法キットにも様々な種類がありますが、基本的には大まかに以下の流れで行います。

  1. マスターベーションにより、精液を採取する。
  2. 精液を液状化(サラサラな状態に)させるため5~10分程度置く。
  3. 精液をシリンジ容器で吸い上げる
  4. シリンジ容器を膣内に挿入し、精液を注入する

このように、シリンジ法は簡単な手順で行うことができるほか、1回当たり600円前後のものが多く気軽に試せるため、妊活を進める方々から近年注目されている方法になります。

シリンジ法についての詳しい解説は、以下の記事をご覧ください。

卵巣年齢チェックキット

卵巣年齢チェックキットは、卵巣に残っている卵子の数が何歳相当であるかを測定できる検査キットです。

卵子の数は生まれた時に決まっており歳を重ねるごとに減少していきますが、その数には個人差があり、若くても卵子の数が少ないという場合もあります。

卵巣年齢チェックキットは指先から採取した少量の血液から検査することが可能で、自宅で採取したのち専門の検査センターに郵送すれば、あとは検査結果を待つのみです。

そのためクリニックでの専門的な検査は忙しくてなかなか行けない、ハードルが高いなどと感じる女性に向いている方法となっています。

参考:https://demecal.com/lineup/84

妊活おりものシート

妊活おりものシートとは、普通のおりものシートとは違い妊娠しやすいタイミングをチェックすることができる商品です。

基本的には普通のシートと同じくショーツにつけておくもので、おりものに含まれる成分に反応し、判定サインが出ます。

負担が少なく気軽に行えるほか、基礎体温表などと組み合わせることで、より正確にタイミングを予測することが可能になるでしょう。

ファーティリリーカップ

性交後やシリンジ法後に、精液が垂れてきてしまいしっかり子宮に届いているのか心配になる、という声を妊活を進めている方々から耳にすることが多くあります。

そんな時に活用したいのが、ファーティリリーカップという商品です。

この商品は、子宮の入り口で精液を保持することを目的とした医療機器で、カップを膣内に挿入することで、精液の流出を低減し、子宮頸管まで到達する精子の量を増やします。

ファーティリリーカップは洗って再利用することができるほか、装着したままのトイレやシャワーも可能なため、気軽に使用することができます。

少しでも不安を無くして妊活に取り組みたい方にはおすすめの商品となっております。

参考:https://hellofermata.com/products/fertilily?srsltid=AfmBOoqCibXXDeNNQmXA3Imp6QZs9dET3cZSeUIA9RKTlcIntbLe1Bih

妊活ジェル(潤滑ジェル)

性交時に摩擦で痛みや不快感があり、スムーズに妊活が進められない、という方も多くいらっしゃいます。

そんな時に便利なのが潤滑剤ですが、通常の潤滑剤は粘度が高く精子の動きが悪くなる、強い抗菌作用で精子を殺してしまうなど、精子のはたらきを阻害する可能性があります。

そんな時におすすめなのが妊活ジェルと呼ばれる商品です。

妊活ジェルは通常のジェルと違い、精子のはたらきを妨げないよう調整したものです。

粘度や抗菌作用を調整しているほか、膣内の環境を整える成分を含んでいる場合もあります。

まとめ

セルフ妊活は自宅で気軽に行えるという反面、間違った進め方や自身の身体の状態に合っていない方法を続けてしまうと、なかなか妊娠することができません。

そもそも「自然妊娠できる身体である」ことが前提ですので、事前の検査や正しい知識に基づいた妊活をすることがとても大切です。

今回紹介したように、セルフ妊活を手助けするグッズは多く存在しているので、自身の身体と相談しながら上手く活用して、ストレスの少ないセルフ妊活を進めていきましょう。

そして、タイミングが取れているにもかかわらず、半年から1年経っても妊娠できない場合は必ずクリニックに行くことをおすすめいたします。

本記事の執筆者

ベビーライフ研究所編集部

ベビーライフ研究所編集部
ベビーライフ研究所では、妊活に取り組む多くのご夫婦に向けたタイミング法キットや栄養補給サプリメント等の商品を取り扱っています。
私たちが長年培ってきた妊活の知識や経験を活かして、より多くの方に正しい情報を発信いたします。

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本記事の監修者

藤本 彩巴(ふじもと あやは)

藤本 彩巴(ふじもと あやは)
胚培養士。宮城県出身。
山形大学農学部食料生命環境学科卒業。
生殖補助医療胚培養士資格、体外受精コーディネーター資格を取得。生殖細胞の操作以外にも、患者様夫婦とお話をする機会があり、その際、不要な治療を続けているご夫婦が多いことに気がつき、現在は食事・運動・睡眠の見直しを促す発信をしている。不妊治療はあくまでサポートであり、対処療法に過ぎないため、本来の身体の機能を最大限発揮できるようなポイントを、ご本人の生活に寄り添った内容でお届けしている。

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