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妊活ゼリーとは?効果や使い方と潤滑ゼリーとの違い
本記事の監修者
藤本 彩巴(ふじもと あやは)
胚培養士。宮城県出身。
山形大学農学部食料生命環境学科卒業。
みなさんは妊活ゼリー、もしくは妊活ジェルというものを知っていますか?
「妊活」という言葉がついていることから、なにかしら妊娠に向けて使う道具なのか、と思われるかもしれません。
今回は、妊活ゼリーとは何なのか、普通の潤滑剤とは何が違うのか、何を基準に選べばいいのかなど、妊活ゼリーの様々な疑問についてまとめていきます。
妊活ゼリー(妊活ジェル)とは?
妊活ゼリーとは、妊活用の潤滑剤です。通常性交渉などで用いられる潤滑剤とは異なり、精子のはたらきを阻害しない成分になっています。
たとえば通常の潤滑剤は粘度が高いものが多く、精子の動きが悪くなってしまうのに対し、妊活ゼリーは精子の動きやすい粘度がしっかりと考えられて設計されています。
また、衛生面もメリットが多く、抗菌作用が強いことで精子を殺してしまわないよう設計されているほか、膣内の環境を整える効果があります。
これらの効果は商品によって細かく違いますが、基本的に妊活ゼリーには他のジェルと比べて、妊活に適した様々な効果が備わっているのです。
こんな方におすすめ
妊活ゼリーは以下のような方におすすめです。
- 妊活をスムーズに進めたい方
- 性交渉時に痛みを感じる方
妊活ゼリーが通常の潤滑剤と違う点は、精子のはたらきを阻害しないバランスで調整された成分で作られていることです。
そのため妊活中の方や、性交渉時に痛みを感じる方は通常の潤滑剤よりもこちらを使うことをおすすめします。
また、ノンアルコールの妊活ゼリーもあるため、普段アルコールによって肌が荒れてしまう方にはそちらがおすすめです。
妊活ゼリー(妊活ジェル)の効果
妊活ゼリーは先ほど紹介した効果以外にも、様々な効果が望めます。
例えば、性交渉時の痛みを緩和することで性交渉のストレスや負担が減らせ、結果頻度を増やすことができたり、疲れている時でもスムーズに進めることが可能です。
また、妊活ゼリーの中には.善玉菌の活動をサポートするはたらきや、うるおい成分配合のものも存在するため、デリケートゾーンのデイリーケアにも使用することができます。
妊活が長く続くと性交渉が義務的になってしまったり、疲れてなかなか進まないことも多いと思います。
そんな時はぜひ妊活ゼリーの使用を検討してみましょう。
妊活ゼリーの使い方
妊活ゼリーは通常の潤滑剤と同じように簡単に使うことができます。
まずは使用の前に手・指を清潔にし、その後適量を指先に取り、局部の必要な部位に塗布するだけです。
使用方法がこのように簡単なことから、気軽に性交渉時に使えるのもメリットの1つです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
いろんなジェルの違いと比較
妊活ゼリーとそのほかのゼリー(ジェル)にはどのような違いがあるのでしょうか?
ここでは潤滑ゼリー/ローション・産み分けゼリー・妊活ゼリーの3種類の違いについて見ていきます。
潤滑ゼリー/ローション
まずは潤滑ゼリー/ローションですが、一般的に性交渉などで使用されるのがこちらです。
そのため具体的に妊娠への何かしらの効果のようなものはありません。
性交渉時の痛みを軽減できる効果はありますが、精子のはたらきを阻害する可能性があるため、妊娠を目指している方は妊活ゼリーの使用をおすすめします。
メリットとしては、様々な種類が存在していることです。
例えばウォーター・シリコン・オイルなどの材質の違いや、香りの違いがあるため気分によって変えやすいのが特徴です。
しかし、体質によってはアレルギーを引き起こす可能性もあるため、使用の際は注意が必要です。
産み分けゼリー
産み分けゼリーという製品はあまり聞いたことのない方も多いのではないでしょうか。
産み分けゼリーはその名前の通り、希望の性別の赤ちゃんを産み分けやすくするものです。
こちらも妊活ゼリー等と同じように女性の膣内に使うもので、膣内のpH(酸性/アルカリ性)調節することで赤ちゃんの性別を決める性染色体に働きかけます。
ですが、産み分けに有効であると示された科学論文は認められず、世界各国の専門学会で公式に支持しているところはありません。
妊活ゼリー(ジェル)
妊活ゼリーは今回紹介しているように、妊娠に向けて精子のはたらきを阻害せず、膣内の環境を整えるものです。
ここまで紹介した2つに比べると、やはり妊活中はこの妊活ゼリーが1番適しています。
選び方のポイント
このように様々な種類のあるゼリー(ローション)ですが、ではどのような基準で選ぶのが良いのでしょうか?
各項目ごとに考えていきます。
ゼリーとローションはどちらがいいの?
ゼリーとローションの主な違いは液体の粘度のため、そこまで大きな違いはありません。
ですが通常のローションの場合、マッサージなど皮膚用のもので膣内に使うには適していないものがあるため、使用する際には注意が必要です。
妊活ゼリーと妊活ローションについては膣内に使っても安全なものなので、それ以外に成分などが自身のからだと合っているかで判断しましょう。
オーガニックなものがいい?
ゼリー/ローションともにからだに直接使うものなので、安全性はやはり気になりますよね。
ゼリー/ローションの中には原材料がオーガニックのものも存在します。
100%オーガニックの商品などは安全性が非常に高いことなどから、値段が通常のものより高くなってしまいますが、安全性を優先する方にはおすすめです。
香り
ゼリー・ローションの独特の臭いが苦手という方もいるかもしれませんが、中には香り付きのものも販売されています。
しかし妊活ゼリーの場合は、極力香りよりも成分を重視するようにしたいところです。
価格・費用
妊活ゼリーは多くの種類がありますが、費用も様々です。
妊活を続け性交渉の回数が増えればそれだけ妊活ゼリーの使用回数も増え、経済的負担も増えてしまうかもしれません。
そのため、例えばタイミング法と合わせて、妊娠しやすいタイミングでは妊活ゼリーを使い、ほかの時は一旦お休みするなど、身体的負担と合わせて軽減できるような工夫も大切です。
また、タイミング以外の時は通常の潤滑剤を使用して楽しむのも良いかもしれません。
妊活ゼリー体験談
ここで、妊活ゼリーを実際に使った方の体験談を紹介します。
自己流で妊活を始めてから2周期目から取り入れてみたところ、1発で妊娠しました。
他の方も仰るように、今回たまたまという事もあるかもしれませんが、気休め程度で取り入れてみても良いかなと思います。
ただ、産み分けについて以前調べて少し知識があったので、なんとなく本商品を使うと男の子になりそうだな〜と思っていたところ、見事に男の子でした(笑)
もちろん偶然かもしれないですし、勝手な憶測なので女の子が産まれた方もいるかもしれませんが、絶対に女の子が産みたい!という方は、ピンクゼリー等を使用する事を個人的にはオススメいたします。笑
性別はどちらでも、とにかくすぐにでも妊娠したいという方には取り入れてもらっても良い商品だと思いました。
妊活ゼリー使用例紹介(meetaうるるジェル)
妊活ゼリーの使用例を実際の商品「meetaうるるジェル」というものを参考に紹介します。
まずは使用の前に手・指を清潔にします。
妊活ゼリーがからだに優しい成分であっても、手に雑菌等が残っている場合は塗布する際に一緒に入ってしまう可能性があるため、手や指を清潔にするよう意識しましょう。
その後、適量を指先に取り、局部の必要な部位に塗布します。
ノンアルコールの妊活ゼリーもあると紹介しましたが、こちらのmeetaうるるジェルがそのノンアルコールの製品になります。
そのためアルコールで肌が荒れてしまう方はこちらがおすすめとなっています。
meetaうるるジェルが選ばれている理由
このmeetaうるるジェルですが、妊活ゼリーの中でも多くの方から選ばれている商品でもあります。
ここではその理由についてまとめていきます。
meetaうるるジェルは、タイミング法での性交渉時やシリンジ法に取り組む際に、快適で安心なサポートを提供することを目指して開発された商品です。
具体的な項目は以下の通りです。
1.精子の活動を妨げない水溶性(粘度調整)
2.精子に適したph値
3.善玉菌の活動をサポート(乳酸菌発酵乳エキス)
4.うるおい成分配合(ヒアルロン酸・コラーゲン)
5.肌に優しいノンアルコール
このように、meetaうるるジェルには妊娠の手助けとなるはたらきがしっかりと含まれており、性交渉の際のみならず、デリケートゾーンのデイリーケアにも使用することができます。
そのため妊活のサポートアイテムとして多くの方から注目されているのです。
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まとめ
妊活ゼリーというものを初めて聞いた方も、今回の内容を通してどんなものなのか知っていただけましたでしょうか。
妊活は、生活習慣や食生活の改善に加え、妊活ゼリーのようなサポートになるものを使うことでいかに負担を減らし、スムーズに進められるかという点もとても大切です。
自分自身とパートナー、どちらの負担も軽減できるような方法を探しながら妊活を進めていきましょう。
本記事の執筆者
ベビーライフ研究所編集部
ベビーライフ研究所では、妊活に取り組む多くのご夫婦に向けたタイミング法キットや栄養補給サプリメント等の商品を取り扱っています。
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本記事の監修者
藤本 彩巴(ふじもと あやは)
胚培養士。宮城県出身。
山形大学農学部食料生命環境学科卒業。
生殖補助医療胚培養士資格、体外受精コーディネーター資格を取得。生殖細胞の操作以外にも、患者様夫婦とお話をする機会があり、その際、不要な治療を続けているご夫婦が多いことに気がつき、現在は食事・運動・睡眠の見直しを促す発信をしている。不妊治療はあくまでサポートであり、対処療法に過ぎないため、本来の身体の機能を最大限発揮できるようなポイントを、ご本人の生活に寄り添った内容でお届けしている。