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妊活お役立ちコラム

#52

わかりやすい妊娠のしくみ④ 着床が妊娠のスタート

コラムイメージ写真

わかりやすい妊娠のしくみの最終回です。精子と卵子、受精について話してきましたが、最後は「着床」です。精子と卵子から受精卵が生まれ、分割するだけではなく、着床してはじめて妊娠が成立します。

着床の時期はいつ?

卵子と精子が受精して生まれた受精卵は、細胞分裂を行いながら卵管の中をゆらゆらと漂い4~6日ほどかけて子宮内へと移動します。

子宮内部の子宮内膜はホルモンの作用によって厚く柔らかい海綿状態に保たれており、そこにもぐりこんで根を張ります。
これが「着床」です。

受精から着床までは約1週間かかると言われています。

着床は自覚できるの?

この時期に見られる症状がいくつかあります。個人差があるので、なかには体調の変化にまったく気付かない人も少なくありません。

【着床時によくある5つの症状】
1:出血
着床するときに出血することがあります。これは受精卵が子宮内膜にもぐりこむ際に子宮内膜が少し傷つけられることで起こります。うっすらと下着につく程度の軽い出血が1~3日ほど続いたり、茶色いおりもののようなものが出たり、人によってさまざま。いずれにせよ、数日でおさまります。

2:胸の痛みやハリ
乳房の張りやかゆみ、乳首の先にさわると痛みがあるなど、症状はさまざまですが、生理前と同じような違和感を胸に感じることもあります。

3:つわり
通常、つわりは妊娠初期(妊娠4〜7週ころ)に始まることが多いですが、なかには着床時(妊娠3週ころ)から吐き気がする人も。

4:腰痛・頭痛
生理前のような腰痛や頭痛が起こることも。

5:けん怠感
いくら寝ても眠い、ちょっと動いただけですぐ疲れる、微熱が続き風邪のときのようなだるさを感じることも。

生理前や軽い風邪のような症状が多く、つい、いつものように薬を飲んでしまい、後で心配になるケースも多いようです。
なるべく薬に頼らず安静にして様子を見ましょう。

受精から着床までの約1週間に子宮の中では目まぐるしい変化が起こります。あらかじめ知識として知っておくことで、落ち着いて対処することもできますね。

いつ病院に確認に行けばいいの?

最近の市販の妊娠検査薬は感度が高く早期妊娠検査薬れあれば月経予定日当日から陽性反応が確認できます。

ただし病院で妊娠確定するときには「子宮の胎嚢」「赤ちゃんの心拍確認」で確認しますので、月経予定日の1~2週間過ぎたあたりで病院に行かれることをおすすめします。

まとめ

受精から着床までは約1週間。
・着床は自覚できる場合もある。気づかない場合も。
・着床時に軽い風邪のような症状が起こるので、薬の飲用に注意!
・病院での確認は月経予定日の1-2週間過ぎたころに。

4回にわたって「妊娠のしくみ」についてお話しさせていただきました。

しくみを知ることで、奥さまや旦那さまのお互いのからだのスケジュールが分かります。夫婦で話し合うきっかけや協力し合えるシーンが増えることを切に祈っています!

参考資料
・「はじめての妊娠・出産百科」(主婦の友社)

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