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性行為なしで妊娠したい人必見!「シリンジ法」がおすすめな理由

「この手でわが子を抱きしめたい。でも性行為は難しい。」
「性行為なしで妊娠したい。そんな方法があれば…」と考える方も増えています。
近年、医療技術の進歩により、性行為をせずに妊娠する方法がより身近なものとなっています。
今回は「性行為なしで妊娠する方法」について、わかりやすく解説します。
また、「心にも体にも優しい方法で、できるだけ自然な形で妊娠したい」と考える方にもおすすめの今注目されている「シリンジ法」についてもご紹介します。

実は性行為なしで妊娠したいと思う女性は半数以上!
「性行為なしで妊娠したい…これっておかしいこと?そんな方法って本当にあるの?」と考えたことはありませんか?
実は、これが決して珍しい悩みではないことが、次の結果からわかります。
ある調査によると、「性行為なしで妊娠したい」と思う女性は以下のような割合でした。
- 「とてもそう思う」22.2%
- 「何度かそう思ったことがある」33.3%
つまり、全体で55.5%、およそ2人に1人が性行為なしでの妊娠を希望していることがわかります
参照:PRtimes[「セックス無しで妊娠したい」女性は半数以上!セックスレス大国の妊活、どうする?]
さらに、性行為の頻度が月1回未満という「回数が極端に少ない状態」のカップルが、全体の約3割を占めることも明らかになっています。
性行為なしでも妊娠を望む声の多さに、驚いた方もいるかもしれませんね。
では、なぜそのような声が増えているのでしょうか?
背景として
- パートナーとの関係性やセックスレス
- 様々なスタイルのカップル
- 妊活が長くなることで感じる心理的プレッシャー
- 痛みや病気、仕事で忙しく疲れているなど、身体への負担が大きい
このように様々な事情があるようです。
性行為なしで妊娠する方法
「本当に性行為をしなくても、赤ちゃんができるの?」
「どんな方法があるの?」
こうした疑問を持つ方は、実は少なくありません。
ここでは、性行為なしで妊娠する方法や妊娠の確率について、わかりやすくご紹介します。なお、妊娠の確率は、年齢・体の健康状態・不妊の原因などによって大きく異なります。正しい知識をもとに、あなたに合った選択肢を見つけていきましょう。
人工授精
精液を採取し、専用の器具を使って子宮内に直接注入する方法です。
排卵のタイミングに合わせて行うことで、自然妊娠よりも妊娠の可能性が高まります。
精子の運動性が低い場合や、卵管は通っていても頸管粘液や排卵に問題があるとき、また原因がはっきりしない不妊など、自然妊娠が難しいケースで行われます。
人工授精の妊娠の確率
1回あたりの妊娠率は約5〜10%です。
体外受精
精子と卵子を体外で受精させ、できた受精卵を子宮に戻す高度な方法です。
不妊治療のステップが進んだ場合に選択されることが多いです。
採卵やホルモン注射などを伴うため、副作用の心配や体への負担が比較的大きくなります。
体外授精の妊娠の確率
1回あたりの妊娠率は約20〜40%です。
顕微授精
体外受精の一種です。顕微鏡を用いて、医師の指示のもと胚培養士が施術を行います。
1つの精子を選び、卵子に直接注入して受精させ、育った受精卵を子宮に戻す方法です。
一般的な体外受精に比べて、高額な費用がかかるのが特徴です。
顕微授精の妊娠の確率
1回あたりの妊娠率は約20〜40%で、体外受精と同程度です。
シリンジ法
清潔な容器に精液を入れ、専用のシリンジ(針のない注射器)を使って、自分で簡単に、女性の膣内に精液を注入する方法です。
注入後は、そのまま15〜30分ほど仰向けで安静にします。
自宅で行えるためプライバシーが守られ、精神的にもリラックスして取り組むことができます。
基礎体温の記録や排卵検査薬を使い、排卵のタイミングを見極めることで妊娠の確率が高まります。

シリンジ法の妊娠の確率
1周期あたり約5〜20%(自然妊娠とほぼ同じ)
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手順や注意点をわかりやすく解説しています。
医師監修の専用キットで、自宅でも安心・安全に始められます。
何度か試してもうまくいかない場合は、医療機関を受診した方が良いケースもあります。
性行為なしで妊娠したい人に「シリンジ法」がおすすめな理由

シリンジ法は、自宅で無理なく取り組めるうえに、通院の必要もありません。自然に妊娠に近い形で、心と体に優しい妊活方法です。
それではなぜ、シリンジ法がなぜおすすめなのか、詳しく見ていきましょう。
セックスレス状態でも妊娠のチャンスが作れる
セックスレスは、カップルにとって大きな壁となることがあります。
お互いのストレスや仕事の忙しさ、心身の不調、価値観の違いなど、理由はさまざまです。例えば妊活中「性行為をしなければならない」というプレッシャーが、関係をさらに悪化させることもあります。
厚生労働省の調査によると、20代〜40代の夫婦のおよそ半数が、セックスレスの状態にあると報告されています。
しかし、性行為に頼らない妊活方法を取り入れることで、カップルの心の負担が軽くなり、前向きに妊活を続けられる場合もあります。
実際に、セックスレスが原因で妊活を諦めかけていたカップルが、シリンジ法を取り入れることで妊娠し、現在は子育てを楽しんでいるという報告も多くあります。
このように、パートナーの気持ちや体調に寄り添いながら、自分たちに合った方法を見つけることが大切です。
費用が安く、病院に行かずにできる
妊活には高額な費用がかかるイメージがありますが、シリンジ法はお財布に優しい方法として注目されています。
日本産婦人科学会の統計によると、人工授精は1回あたり約2〜3万円、体外受精になると1回のサイクルで、30〜50万円以上かかることもあります。(保険診療や自費診療、医療機関によって異なります)
一方、シリンジ法は、専用キットでも1セット2,000〜5,000円程度。
オンラインショップやドラッグストア、不妊治療クリニックなどで手軽に購入できます。
また、使い捨てタイプなので衛生面も安心。
1回ごとに清潔な状態で使用できるのも魅力です。複数回分がセットになった商品もあるため、何度でも安心して挑戦できます。
さらに、自宅で自分のペースで行えるため、病院に通う時間や交通費の節約にもつながります。
自然妊娠と同じ仕組みなので体への負担が少ない
医療機関での治療では、ホルモン剤の投与や採卵、多くの検査が必要となり、女性の体に大きな負担がかかる場合があります。
国立成育医療研究センターの調査によると、約7割の方が不妊治療中に「体も心も大きな負担を感じている」と回答しています。
その点、シリンジ法の素晴らしいところは、自然妊娠とほぼ同じ仕組みで妊娠を目指せるところです。
ホルモン剤による副作用(頭痛、むくみ、気分の変化など)を心配する必要がなく、採卵時の痛みや麻酔のリスクも避けることができます。
さらに、自然な排卵のタイミングに合わせて行えるため、体への負担が非常に少ないのも魅力です。
簡単な方法で、普段の生活を大きく変えずに妊活を続けられるのは嬉しいポイントですね。
特に「体への負担が少ない方法で妊活したい」 「できるだけ自然な方法で妊娠したい」 という方に、シリンジ法はとてもおすすめの方法です。
まとめ
タイミングがとれないことで、妊活に焦りを感じる方もいらっしゃるかもしれません。セックスレスや妊活のストレスに悩むカップルにとって、「シリンジ法」は大きな希望となる選択肢です。
シリンジ法は、性行為がなくても妊娠を目指せる方法として、近年最も注目されています。
費用が安く、自宅で簡単に試せること、さらに自然妊娠と同じ仕組みで体への負担が少ないことが特徴です。
そのため、これからさらに広がりを見せることでしょう。体と心に優しい方法を求めている方にこそ、シリンジ法をおすすめします。
焦らず、自分らしいペースで、未来への一歩を踏み出してみてください。
本記事の執筆者

ベビーライフ研究所編集部
ベビーライフ研究所では、妊活に取り組む多くのご夫婦に向けたタイミング法キットや栄養補給サプリメント等の商品を取り扱っています。
私たちが長年培ってきた妊活の知識や経験を活かして、より多くの方に正しい情報を発信いたします。

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本記事の監修者

藤本 彩巴(ふじもと あやは)
胚培養士。宮城県出身。
山形大学農学部食料生命環境学科卒業。
生殖補助医療胚培養士資格、体外受精コーディネーター資格を取得。生殖細胞の操作以外にも、患者様夫婦とお話をする機会があり、その際、不要な治療を続けているご夫婦が多いことに気がつき、現在は食事・運動・睡眠の見直しを促す発信をしている。不妊治療はあくまでサポートであり、対処療法に過ぎないため、本来の身体の機能を最大限発揮できるようなポイントを、ご本人の生活に寄り添った内容でお届けしている。