ベビーライフ研究所

  1. トップ
  2. 妊活お役立ちコラム
  3. 妊活
  4. 妊活が辛い。負担やストレスとの付き合い方とは?

妊活お役立ちコラム

#60

妊活が辛い。負担やストレスとの付き合い方とは?

コラムイメージ写真

妊活を行っている方の中には、思ったように妊活が進まない、夫婦関係がうまくいかない、仕事やプライベートとの両立が難しいなど、不安やストレスを感じている方もいらっしゃるかと思います。


本記事では、妊活における負担とストレスに悩まれている方にとって、役立つ情報をまとめております。

妊活によるストレスや疲れ


妊活という言葉が浸透し、妊活を行っている方が増えてきている今、その方法にも様々なものが増えてきています。


自身のからだと相談しながら、自分に合った妊活法を選ぶことができる一方、妊活で負担やストレスを感じている人も多く、「妊活が辛い」という声も多く聞こえてきます。


また、自然妊娠に向けた妊活以外に、自然妊娠が困難な場合に行う不妊治療では、特にからだへの負担がかかってしまいます。


では妊活を進めていく中では、どのような辛さがあり、それらとどうやって向き合っていけばいいのでしょうか?

妊活における辛い点とは?

妊活には、知識をつけることや妊娠に向けた事前準備、妊娠してから行っていくものなど数多く存在します。具体的な妊活の内容についてはこちらの記事をご覧ください。

妊活とは?自然妊娠をするためのコツ – コラム | ベビーライフ研究所 (babylife-lab.com)

これを踏まえたうえで、妊活を進めていく中で辛いという声が上がるものは「からだへの負担」と「心への負担」の2つに大きく分けることができます。

その中でも特に

・妊娠ができないことへの焦りや不安

・仕事との両立や妊活そのものへの疲れ

・パートナーとの関係性

などといった、心への負担の声が多く上がっています。まずはそちらに注目してみましょう。

心への負担

妊活が辛いという声の中でやはり多いのは、なかなか妊娠ができないことや、うまく妊活を進められないことへの焦りや不安です。

例えば、自然妊娠がうまくいかず、妊娠しやすいからだづくりを意識されている方は、そのからだづくりのための食生活や生活リズムの改善がストレスになってしまうこともあります。

また、妊活の最中に身近な人が妊娠することなどで、プレッシャーや焦りを感じてしまう場合や、なぜ私は妊娠できないのだろうと不安を感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

ではそういった場合、どうすれば心への負担を軽減することができるのでしょうか。

少しでも心の負担を軽減するために

①自分の感情や苦しさをため込まない

まずは、自分の感情をため込まず、身近な人に相談することが大切です。

これは簡単なことのように聞こえますが、妊娠ができないとどうしても自分を攻めてしまったり、不安が募って自分の気持ちを抑え込んでしまい、なかなか人に話すことが難しくなってしまいます。

そして1人で抱え込んでしまうと、その不安やストレスは次第に大きくなっていってしまいます。

しかし、パートナーや家族、友人など応援してくれる方はたくさんいます。ぜひ少しずつでも良いので、辛いときは話してみてください。

妊活のお悩み相談、カウンセリングを行っているクリニックなどもありますので、そういったものを活用してみるのも良いかもしれません。

②医師の診察をしっかり受ける

また、産婦人科など専門的な場所に行き、話を聞いてもらうことや診察、検査をしっかりとしてもらうこともとても大切になってきます。

現代は様々な情報がインターネットなどで簡単に手に入る一方で、それが本当なのか、自分の体に合っているかどうかは簡単には判断できません。

しっかりと医師に診察をしてもらうことで、今の妊活を続けるのか、新しいやり方に変えたほうがいいのか、具体的な進め方が明確になってくると思います。

自分のからだに合った妊活を見つけることで、心の負担も少し軽くなるかもしれません。

③自分に合ったストレスの解消法を見つける

妊活を進めて行く中では、食事や行動などに様々な制限がかかることがあります。

そういった場合はやはりストレスが溜まってしまい、イライラしたり多くの物事を我慢するのが辛くなってしまいます。

そんな時は無理をして妊活を続けるのではなく、一旦休憩することも大切です。

例えば自分の趣味に没頭してみたり、1日ゆっくり体を休める、逆に軽く運動をすることも良いかもしれません。

自分に合ったストレス解消法を見つけて、心とからだを休めることも妊活の1つです。

④パートナーと支えあう

妊活という言葉を聞くと、女性が積極的に動くもののように感じるかもしれませんが、妊活とは女性だけのものではなく、夫婦で支え合い進めていくものです。

例えば、妊活に集中したくても仕事との両立は簡単ではありません。そのため、時間の確保など様々な面でパートナーと2人で考え行動し、支え合うことでからだの負担を軽減していくことが大切です。

また、妊娠に向けて2人で一緒に頑張るという意識や、辛いときには気持ちを分かち合い、精神的に支え合うことが非常に大切です。

さらに、男性と女性では、物事の捉え方、考え方、進め方が違います。

例えば、大半の男性は”察する”ことが苦手なので、女性側は自分が思っている以上に細かく具体的に言葉で伝える意識を持つことも大切です。

一方女性は、共感を求める傾向にあり、一つ一つの言葉遣いや思いやりを大切にしている方も多いです。

ですので、妊活の期間はいままで以上に思いやりを意識したコミュニケーションを取ることが大切でしょう。

また、夫婦仲に不満を抱えている夫婦もいらっしゃり、妊活の結果(出産の有無に関わらず)別れる夫婦は少なくありません。

なので、一緒に頑張ること、分かち合うことへのハードルが上がっていることも考えられるので、その第一歩として「他愛のない会話」から心の距離を縮めていくことも、これからの永い関係性において必要です。

⑤不妊治療を行う

妊活は自然妊娠のみを想定したものではありません。妊活を続けたが妊娠ができないということもあります。

また、年齢を重ねることで妊娠の確率は低下してしまうため、自然妊娠を目指して妊活を行い、それでも難しい場合は検査などを経て不妊治療に移ることも多くあります。

もちろん不妊治療はからだへの負担もかかりますが、妊娠ができない期間が長くなるとそれがストレスになり、さらに心とからだへの負担になるという悪循環にもなりかねません。

そのため、妊娠がうまくいかない場合は不妊治療を視野に入れることも大切です。

また、不妊治療には

・タイミング法

・体外受精

・人工授精

・顕微授精

・排卵誘発

など様々な方法があり、検査を通して自分のからだに合ったものを選ぶため、全てを試さなければいけないということはありません。

妊活はみなさんのからだや望んでいる方法に合わせることが可能な分、悩みや辛さも人それぞれです。

特に妊活が長期に渡ると心への負担も次第に大きくなってしまうでしょう。

そんな時こそ焦らずに一旦立ち止まり、自分に合った方法を探してみてください。 少しでも心の負担を軽くして、次のステップへと繋げていきましょう。

からだへの負担

ここまでは心への負担、精神的な辛さについて書いてきましたが、それと同時に辛いものはやはりからだへの負担です。

妊娠に向けたからだ作りの基本として

・健康的な食生活

・整った生活リズム

・適度な運動

などが挙げられます。

これら全てを毎日行うというのは、慣れるまで大きな負担になりかねません。

例えば、健康的な食生活では、妊娠に向け積極的に取り入れたほうが良い成分や食材が数多くあります。具体的には以下の記事を参考にしてください。

厚生労働省「妊産婦のための食生活指針」2006年

しかし、これらの成分を意識した献立を毎食用意することは、時間や経済的負担も多くかかります。

それに加えて、基本的には1日3食きちんととることも健康的な食生活、からだ作りに必要な要素になっています。

しかし、働きながら妊活をされている方は、朝食にあまり時間をかけられない場合や、頻繁に外食をしてしまい食事のバランスをとるのが難しいことが多いと思います。

そういった場合、睡眠を削ってまで朝食をとることや体が疲れているのに無理をして食事を作ることは、かえって生活リズムを崩すことに繋がり、からだへの負担が増えてしまいます。

妊活のためにと、食事や生活習慣を頑張りすぎるために、かえってからだが疲弊してしまい妊活を長引かせる場合もあります。

疲弊は、自分のからだに余裕がない状況なので「自分と赤ちゃんを養う=妊娠すること」につながっていかないのです。

自身の身体を犠牲にするより大切な仕事はないはずなので、妊活を機に仕事などの生活スタイルを見直してみるのも大事になってきます。

負担を減らしながら健康的なからだへ

例えば、朝食を作る時間がない、または朝は食欲がなく朝食をとる習慣がない方は、スープを作り置きしておき、少しでもからだに入れることなどが良いでしょう。

朝は基本的に体温が低下しており、スープなど暖かいものを口にすることで体温を上げ、からだのリズムを整えることができます。

また、私たちは寝ている間にもエネルギーを消費しているため、朝にエネルギーを摂取しないと午前中に使うエネルギーが不足してしまいます。

それらの理由を踏まえ、何か少しでも体内にエネルギーを入れることが、生活リズムや食生活の改善にも繋がります。もちろん無理をすることは負担になってしまうので、可能な範囲から変えていきましょう。

参考:朝食を毎日食べるとどんないいことがあるの?:農林水産省 (maff.go.jp)

また、食事のバランス、摂取したほうが良い成分については、食事以外にサプリを使うという方法もあります。

もちろんサプリばかりに頼ってしまうと、食事から得られるエネルギーが少なくなってしまうため、適度な使用と食事との併用を心掛け、少しでも自身のからだが楽な方法を選びましょう。

おすすめの妊活サプリはこちら https://babylife-lab.com/lp/plusus/for-women

睡眠から作る健康なからだ

からだへの負担を減らすのに効果的なのが、睡眠です。

睡眠不足が続くと「エストロゲン」という物質の分泌が低下してしまいます。エストロゲンとは女性ホルモンの一種で、受精卵が着床しやすいようにする働きがあります。

著作者:tirachardz/出典:Freepik

また、睡眠不足が続くと自律神経が乱れてしまい、子宮や卵巣に悪影響を及ぼす可能性もあります。

そのため、睡眠は妊活においてとても重要な要素となっており、健康なからだ作りには必要不可欠です。

さらに、健康的なからだを作るには、8時間以上の睡眠が必要と言われております。

また、6時間以下の睡眠が続くと卵胞刺激ホルモンが20%減少し、排卵などに悪影響を及ぼすことが分かっています。

参考:睡眠不足が不妊の原因に!?妊活中に必要な睡眠時間とは? (aliceyakkyoku.com)

しかし、毎日8時間の睡眠を確保することは、生活環境によっては容易なことではありません。

この睡眠時間の確保が特に難しい部分であると思います。

その一方で、睡眠時間が短くても、就寝時間と起床時間を毎日ある程度同じにすることで生活リズムを安定させることはできます。

この生活リズムの安定は、妊活によるストレスや疲れを軽減することに繋がります。

また、なかなか眠れない方の中には、エネルギー不足の方もいます。(ダイエットによる糖質制限中など)

実は睡眠を取るためにもエネルギーを必要としますので、糖質制限を行っていて眠れない方は、一度制限をやめてみることで寝つきが良くなる可能性もあります。

著作者:jannoon028/出典:Freepik

さらに、睡眠の質を高めるためにも、寝る30分前にはスマホなど液晶画面を見るのは控えましょう。

しかし、なかなか眠れない方の中には、エネルギー不足の方(糖質制限中など)がいます。寝るためにもエネルギーが必要ですから。

なのでまずはしっかり食事をとれているかを確認すること。そして、さらに質を高めるためにも、液晶画面を見るのは寝る30分以上前までにすることもオススメです。

からだへの負担を軽減していくためにも、自分の生活環境にあった就寝と起床のタイミングなどを見つけ、急激な変化によってストレスにならないように、徐々に生活リズムを整えて行きましょう。

これまで述べたように、妊活で良いとされている様々な方法は、ストレスや負担に繋がってしまう可能性もあるため、無理をしてまで実践することはあまりおすすめしません。

さらに、急激な生活の変化や食生活の変化は、かえってからだに悪く、精神的にもストレスになってしまうことがあります。

そのため、自分のからだと相談し、無理のない範囲から徐々に進めていくことが大切です。

不妊治療における負担の軽減

そして妊活の中でもからだへの負担が特に大きいのが、不妊治療です。

不妊治療ではまず不妊検査をいくつか行い、判明した原因に即した治療を進めていきます。

しかしこの検査は、生理中に行わなければならないため、1ヶ月に3〜4回の受診が必要になります。

検査が終わっても、治療方法によっては通院回数が増えてしまうことや、数日前に急に通院が決まることもあり、特に仕事との両立が難しいという声も多いです。

ではこのからだの負担はどうやって軽減できるでしょうか。

例えば、不妊治療の通院先は通いやすい場所の病院を選ぶことなどがいいでしょう。中には夜間や休日に治療を行っている病院などもあります。

また、可能であれば職場に治療のことを伝えて、協力してもらうことができればスケジュールの調整や体調との相談も行いやすくなると思います。

参考:https://www.katei-ryouritsu.metro.tokyo.lg.jp/cure/funin/columns/c2.html

そして、妊活の中でも比較的負担が少ないのが、タイミング法です。タイミング法とは、排卵日を特定し、それに合わせて性交渉を行う方法です。

次はこのタイミング法について考えてみましょう。

タイミング法のストレスとの向き合い方

タイミング法では、朝起きた直後の体温である基礎体温をもとに医師によって適切なタイミングを予測してもらう方法と、排卵誘発剤で人工的に周期を作る方法の2つが存在します。

この方法では、治療自体によるからだへの負担が他の不妊治療に比べて少ないほか、費用負担も少ないです。

しかし、どちらの場合もタイミングに合わせた性交渉が必要なため

・パートナーとの日程調整が難しい

・仕事の疲れで性交渉が難しい

・妊活へのプレッシャーで性交渉がうまくいかない

など、タイミング法が辛いという声も多く上がっています。

そのため、タイミング法では特にパートナーとの連携や支え合いがとても大切であり、2人で乗り越えなければいけないストレスや問題が多く存在します。

また、タイミング法のような妊活のための義務的な性交渉に、ストレスや負担を感じるカップルは多いです。そこで注目されているのが、シリンジ法です。

シリンジ法とは?

シリンジ法とは、「シリンジ法キット」という針のない注射器のようなもの専用器具を使い、マスターベーションで採取した精液を膣内に直接送り込む方法です。

具体的な手順は

①マスターベーションにより、男性の採精を行う。(この時専用の採精カップに精液を入れる)

②精液を液状化させるため5〜10分程度置く。

③精液をシリンジで吸い上げるor注ぎ入れる

④シリンジを膣内に挿入し、精液を注入する

といった形で自宅で行えるものなので、性交渉への抵抗がある方でも行いやすい方法となっています。

また、費用も1回500円程度と、他の不妊治療に比べて非常に安く、医療現場でも推奨されている安全な方法です。

詳しくはこちらの記事をご参照ください。

シリンジ法とは?人工授精との違いについて – コラム | ベビーライフ研究所 (babylife-lab.com)

シリンジ法は、女性のからだへの負担を軽減できるだけでなく、男性のからだからも負担を軽減することができます。

妊活の中でも不妊治療に対する辛いという声の中には、男性からの「妊娠へのプレッシャーを感じる」というものも多く、不妊治療の段階での性交渉では、そのプレッシャーや疲れから射精が出来ないということも珍しくありません。

 

このシリンジ法はまだ不妊治療の中ではあまり認知されていませんが、このような負担を軽減することができるため、とても有効的な方法です。

 

興味がある方は、下記リンクから「シリンジ法キットmeeta」の詳細をご覧ください

【シリンジ法のキット meeta(ミータ)】|ベビーライフ研究所 公式通販サイト (babylife-lab.com)

妊活における辛さとの付き合い方

今回は心への負担とからだへの負担の2つに大きく分けて解説しましたが、妊活における辛さや負担は様々存在します。

妊活がうまくいかないと焦りや不安が募り、妊活が辛いものになっていってしまいます。

ですが、そういった時こそ1人にならず、可能ならパートナーやご家族、ご友人や医師などにぜひ相談をしてみてください。

自分の心とからだを優先して、負担の少ない妊活を進めていきましょう。

 

【本記事の監修者】

藤本彩巴(ふじもとあやは)
胚培養士。宮城県出身。
山形大学農学部食料生命環境学科卒業。
生殖補助医療胚培養士資格、体外受精コーディネーター資格を取得。生殖細胞の操作以外にも、患者様夫婦とお話をする機会があり、その際、不要な治療を続けているご夫婦が多いことに気がつき、現在は食事・運動・睡眠の見直しを促す発信をしている。不妊治療はあくまでサポートであり、対処療法に過ぎないため、本来の身体の機能を最大限発揮できるようなポイントを、ご本人の生活に寄り添った内容でお届けしている。

Instagramでも妊活お役立ち情報発信中!

babylife.lab_official

妊活の先輩は、こんな記事も読んでいます。